宇宙のはかり知れない広がりの中で、天体の動きは一定の法則に従って整然と活動している。
手近かな例を取ってみれば、地球が太陽の廻りを365日と六時間かかって廻っている。そして黄道に対して23度の傾きをもって廻っているために、赤道の南北では春夏秋冬があり、地球みずからが24時間かかってひと廻りしながら太陽の廻りをめぐるので、昼夜があるといった宇宙の法則はすべて天之御中主神の御神徳であるとみる。
天之御中主神は日本の古書、古事記の冒頭に御名が出ている神様で大教ではこの神様を宇宙の大本体として、又主宰として信仰申し上げている。これを現代風にいうなれば宇宙の法則、自然界の真理そのものが天之御中主神だと、考えてもよいであろう。
われわれ人間は、この神様の御神徳(法則、真理)を尊ぶ(研究する)ことによって高い英知が生れ人間として優れた生活精神と、生活技術が生れてくることを知らなければならない。